遭遇、ポルチーニ茸。
秋も随分と深まって参りましたね。
既に冬の気配すら感じる此の頃ですけれど、秋の味覚は未だ健在です。
秋の味覚といえば、「秋刀魚」と「松茸」と以前に申し上げましたけれど、其れは日本に於いての事で、処が変われば味覚も変わるというもの。
イタリアに於ける秋の味覚といえば、やはり「ポルチーニ茸」でしょう。
イタリア版の松茸といっても過言でない位に芳醇な香り。
香りだけに留まらず、肉厚で濃い旨味が特徴。
寧ろ、松茸が日本版のポルチーニ茸というべき、まさに茸の王様です。
今回は其のポルチーニ茸を使った一皿をご紹介。
【合挽き肉とポルチーニ茸のラグー トマトクリームソースのリガトーニ】です。
合挽き肉は国産の良質な牛肉と豚肉を使用。
塊を店で挽いて絶妙な配合で合わせています。
そして、ポルチーニ茸。
乾燥のものや冷凍のものが市場には主流として出回っていますけれど、勿論旬という事でフレッシュを使用しています。
ソースのベースは皆が大好きトマトクリーム。
仕上げに散らしたある黒色は4時間費やして作られる秘伝のマッシュルームふりかけ。
ふりかけだけでワインが捗る程に、深い味わいと余韻が特徴です。
因みにリガトーニはPranzo(ランチ)でのご提供で、Cena(ディナー)では特製の手打ちパスタ“タリアテッレ”でご提供しております。
数量限定、売切れ必至の一皿、是非とも皆様にお召し上がり頂きたいですね。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ち申し上げております。
行楽シーズンにオススメ!!
お休みの日には紅葉狩りへとお考えの方も多いのでは無いでしょうか?
突然ですが、行楽シーズンにオススメのラベットラ・ダ・オチアイ・トヤマ特製焼き菓子を
販売させていただく事になりました。
栗粉・クルミ・レモンピール等を練り込み、秋らしくイタリアンらしい仕上がりとなりました。
【栗ハチミツとレモンピールのパウンドケーキ】
¥1,500(税込¥1,620)
店頭販売のみ、ご予約はいただいておりません。お気軽にスタッフまでお声かけ下さい❤
予定数に達し次第、販売は終了させて頂きますので、予めご了承下さいませ。
飛翔入手。
秋も深まり、外気に冬の片鱗すら感じる此の頃ですけれど、皆様は如何お過ごしでしょうか?
今回は日替わりのメニューから2皿をご紹介。
先ず一皿目は前菜から。
「ブリのカルパッチョ仕立て」です。
富山湾の冬の味覚を代表するブリ。
今回は北海道産ではありますけれど、寒ブリに見劣らない程に立派で脂が乗っています。
ソースは玉子と玉葱、ヴィネガーや塩コショウを合わせた特製のヴィネグレットソース。
ブリの甘い脂に玉子の滑らかさとヴィネガーの爽やかな酸味が絶妙のアクセントとなった一皿。
冬をフライングゲットするならば、前菜は此れで決まり!
2皿目はパスタ。
「鴨肉のコンフィとジロル茸のマルタリアーティ」です。
鴨肉は桜のチップで燻したものと、そのままでコンフィしたものとの2種類を合わせる事で、味に変化を与えています。
また「アンズ茸」の和名を持つジロル茸との相性を考えて、事前にアンズのリキュールでマリネするひと手間を加えた丁寧な一皿。
仕上げに飾られた葉人参のほろ苦さが全体の味を引き締めます。
パルマ地方の伝統的な手打ちパスタ「マルタリアーティ」で。
勿論、今回紹介した2皿以外にも魅力的な新作を多数ご用意しております。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ち申し上げておりますよ。
10月19日営業時間のお知らせ&10月20日空席情報
朝晩の冷え込みが厳しくなり、秋めいて参りました今日この頃ですが
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
高志の国文学館のお庭の木々の葉も、我こそ先にと言わんばかりに色付き始め
夏とはまた違った艶やかなお庭の装いとなってきております。
10月19日(日)でございますが、貸切のご予約を頂戴しております為、
カフェタイムの営業をお休みさせていただきます。
皆さまには大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご容赦下さいませ。
翌日の10月20日(月)
ディナータイム 18:00~ 18:30~
19:00~ 19:30~
のお席に余裕がございます。
☆皆さまのご予約をスタッフ一同お待ち申し上げております☆
無花果タルト。
季節が移ろい往く様に、メニューも変わる訳でして、此の度ドルチェのメニューからマチェドニアが無くなりました。
代わりに登場したのが、タイトルにもある様にイチヂクのタルトという訳です。
コンポートにした富山県産のイチヂクと白ごまを混ぜ込んで焼き上げたタルト。
上には塩ミルクソルベと生姜を効かせたクランブル(砕いたクッキー)をトッピング。
新手のパティシエール成瀬さんのデビュー作です。
日々改善しております故、スタイルは予告無く変わるかもしれませんけれど、悪しからずご了承下さい。
「県産のイチヂクと白ゴマのタルト」、是非一度ご賞味下さいませ。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ち申し上げております。
サングリア、始めました。
皆様からの強いご期待にお応えして、遂にLA BETTOLA da Ochiai Toyamaでもサングリアをご用意するに至りました。
無用だとは思いますけれど、一応言及させて頂きますと、サングリアとはワインにフルーツを漬け込んだ飲み物で、其の口当たりの良さからバール等で人気を博しているフレーバードワインの一つです。
決して電気グル〇ヴさんの楽曲名ではありませんので、悪しからずご了承下さいませ。
何度も試行錯誤して完成したサングリアが此方。
ぬるくては美味しさも半減なので氷を入れる訳ですけれど、するとどうしても時間経過で水っぽい味わいになってしまうという問題に直面し、会議した結果、果実を凍らせて氷の代用をする事になりました。
赤ワインとシナモンで軽く煮た果実を凍らせ、キューブ上にカットしたフローズン果実が入っています。
此のフローズン果実の採用によって、冷たさを維持しつつも、薄まる事を回避し、更には時間経過によって味の変化を楽しめる様になりました。
開発に協力してくれた筋肉パティシエの赤坂氏。
サングリアの完成を祝う髙野さんと和田さん。
外が明るい様に見えますけれど、決して営業中に飲酒している訳ではありませんので、誤解の無い様にお願いしますね。
何と此のサングリア、ランチタイムは特別価格¥400(税込¥432)でご提供しております。
サングリアを飲んでシャングリラ(楽園)気分に浸るなら、今!
是非とも一度ご賞味下さいませ。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ち申し上げております。
髙野さんの大好物。
イタリア料理の1つに【カチャトラ】があります。
【猟師風】と訳される此の料理はレストランを越えて、広く家庭にも認識されるに至ったポピュラーな料理の1つでしょう。
【カチャトラ】と聞いて、連想なさるのは鶏のトマト煮込みではないでしょうか。
正解です。
しかしながら、今回紹介するのはローマ風のカチャトラなのですよ。
一般的に知られているカチャトラとローマ風のカチャトラとの大きな違いは色です。
何とローマ風のカチャトラは白いのですよ。
というのも、ローマ風はトマトを使用しないからです。
トマト煮込みとして認識されているカチャトラでトマトを使わないとは予想の斜め上を越えてきましたね。
とはいえ、実はイタリアでカチャトラというと白色のローマ風が一般的。
肉も鶏ではなくて、羊が主流なのです。
其れでは、鶏のトマト煮込みはというと、【ポッロ(鶏) アッラ ロマーナ(ローマ風)】という名で呼ばれています。
何故日本で【鶏のトマト煮込み】をカチャトラと呼ぶに至ったのかに関しては、個々に調べて頂くとして、料理の紹介と洒落込みましょう。
其れではご覧下さい。
此方が今回紹介するローマ風のカチャトラです。
鶏のトマト煮込みを想像してオーダーすると、完全に店側のオーダーミスと思われそうな位に異なるルックスですね。
先程に記載した様に、一般的には羊肉で作るのですけれど、LA BETTOLA da Ochiai Toyamaでは豚のバラ肉で作りました。
勿論、単なる豚ではありませんよ。
群馬県産の銘醸豚クイーンポークの中でも特に秀でた肉質のものに与えられる別称【秀味豚】の称号を得た豚のバラ肉を使用しているのです。
其の特別な豚肉に合わせるのは、富山県産の栗や薩摩芋、タモギ茸やエノキソバージュといった茸。
アンチョビの塩気とワインヴィネガーの爽やかな酸味がアクセント。
まさに秋の味覚の縮図といっても過言ではない一皿に仕上がりました。
一般的なカチャトラの観念を覆す本場のカチャトラを是非一度ご賞味下さい。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ち申し上げております。