寒さには煮込みを。
予報に反して、皆目雪が降らないですね、等と話していた矢先の大雪ですけれど、皆様は如何御過しでしょうか?
今回は寒い日に欲しくなる煮込み料理を御紹介。
一皿目は御馴染の牛の第2の胃である牛モツ【トリッパ】と第4の胃【ランプレドット】の煮込みから。
此の頃、しばしば登場していたトリッパ。
其の多くは「ビアンコ」、つもりは白い煮込みだったのですけれど、今回のトリッパは「ロッソ」、赤い煮込みでの御提供。
イタリア料理で赤色と言えば、トマトですよね。
そう、今回はトマト煮込みなのです。
画像は此方。
トリッパとランプレドットを香味野菜とトマトと一緒に煮込んだ赤い煮込み。
ひよこ豆やエジプト豆、インゲン豆といった数種類の豆を加えたトスカーナ風。
上には塩漬けした豚のホホ肉グアンチャーレと県産のオータムポエムを閉じた目玉焼きを乗せ、トリュフをふりかけています。
【トリッパとランプレドットのトスカーナ風トマト煮込み】、是非ともワインに合わせたい一皿ですね。
二皿目に御紹介する料理は【カサレーゼ】です。
【カサレーゼ】はピエモンテの郷土料理で、肉と玉ねぎを白ワインやヴィネガー、アンチョビやマスタードと一緒に煮込んだ料理。
今回は仔羊の肩の部位で作りました。
ほろほろに柔らかく仕上がった羊肉とホクホクとした富山県産のボルロッティ(ウズラ豆)、優しい味わいの中にもマスタードのピリリとした余韻が絶妙なアクセントとなっています。
勿論、新作は煮込みだけではありませんよ。
多過ぎて、ブログでは御紹介し切れそうにありませんので、是非とも実際に来店なさって確かめて頂けたらと思います。
皆様の御来店をスタッフ一同御待ち申し上げておりますよ。