あーてぃちょーく。
【アーティチョーク】を御存知でしょうか?
イタリア料理店などでしばしば耳にする事があるかもしれませんけれど、今一つ其の実体を掴めずにいらっしゃる方も少なくないのではないかと思います。
缶詰等の加工された状態で流通している事がほとんどで、フレッシュのものが店頭に並ぶ事は滅多にありませんので、御存知なくても当然かもしれませんね。
其れでは【アーティチョーク】とは一体何であるのでしょう?
其れは【植物】、もう少し詳しく説明したならば、地中海沿岸を原産とする多年草です。
特記する事があるとすれば、其の大きさでしょうか。
大きいものでは2メートルを超すとされています。
先ずは御覧下さい。
割とパンクな見た目ですよね。
葉の様に見えるのはガクで、先端には棘が付いていますので、突くと相当痛いです。
恐らく【凍らせて振り回したら強い野菜ランキング】でも上位に食い込むでしょうね。
大きな割に可食部は僅かで、ガクを外した花芯の部分になります。
そして、此のアーティチョークを使用した一皿が此方。
【アーティチョークと新玉葱、カリフラワーと自家製ドライトマトのピチ】です。
カリフラワーも新玉葱もドライトマト用のトマトも、そしてアーティチョークまで、何と全て富山県産!
手打ちパスタ【ピチ】のコシのある食感と地場野菜の甘味、アンチョビと生ハムの塩味とオレンジの皮の爽やかな香りが絶妙に調和した一皿。
料理長がアーティチョークの棘に刺されながら丁寧に仕上げました。
アーティチョーク初心者の方も玄人の方も是非一度御賞味下さいませ。
皆様の御来店をスタッフ一同御待ち申し上げておりますよ。
【アーティチョークを手に満面の笑みを浮かべる髙野さんとアーティチョークの棘で髙野さんを狙う藤田料理長の図】