悪魔的。
梅雨も明けて、いよいよ夏がやって参りますね。
新たな季節は新たな料理を伴って到来するものです。
今回は此の夏に食べたい新作を御紹介。
先ずは前菜。
フェーン現象の影響もあって、灼熱な日々の中で、やはり食べたくなるのは涼しげな一皿ですよね?
其処で御紹介するのが此方。
はい、熱々のオーヴン焼き~。
しかもピリ辛~。
という訳で御紹介するのは御馴染のトリッパとランプレドットを使用した温菜です。
良質な国産牛のトリッパとランプレドットを香味野菜とチリメンキャベツ、トマトペーストと一緒にじっくり煮込み、特製のパン粉をかけてオーヴン焼きにした一皿。
此の特製のパン粉が実にスペシャル。
アンチョビの塩味やバターのコク、柑橘のピールの爽やかさに唐辛子の辛味、更には山椒のピリッとした余韻。
一口運べば、また一口もう一口と止まらない美味しさです。
次に紹介するのはメインディッシュ。
皆様は【ディアボラ】という料理を御存知でしょうか?
直訳すると【悪魔】という意味なのですけれど、其のままの意味で悪魔風。
トスカーナ地方が発祥とされる鶏肉料理です。
何故悪魔風と呼ぶのかに関しては、諸説ある様ですけれど、見た目がマントを広げた悪魔の姿に見えるからという説が一般的な様ですね。
其れが此方。
そもそも悪魔を見た事がないので、似ているかどうかの判断は致し兼ねますけれど、インパクトは絶大ですね。
其れも其の筈、何とフランス産の雛鳥を一羽まるごと使用しています。
しかも生後30日の雛鳥にこだわっていますので、サイズも適切ですし、何より肉質も柔らかいのです。
其の雛鳥を料理長の絶妙な塩加減と焼き加減とで仕上げたのですから、どうして美味しくない事があるでしょうか?
付け合わせには、贅沢にもサマートリュフを削りかけた小矢部産の生食用卵の目玉焼きを添えています。
そのまま皮目はパリッと身はジューシーに召し上がるも良し、崩した目玉焼きにディップするも良し、或いは手前に敷いたマスタードのピクルスでさっぱりと召し上がるも良しといった処です。
2人前1皿での御用意とはなりますけれど、きっと満足して頂けるかと思います。
此の他にも皆様に満足して頂ける料理を多数御用意しておりますよ。
皆様の御来店をスタッフ一同御待ち申し上げております。