帰ってきましたよ。
昨年の冬でしたかね、一度此のブログで紹介させて頂いた【シャラン鴨のコンフィ】が装いも新たに帰ってきましたよ。
以前のブログを御覧頂いていない方は、まさかいらっしゃらないかとは想いますけれど、今一度御復習いさせて頂きますね。
先ずは【シャラン鴨】とは何か。
鴨と言っても大きく分けて2つ。
其れは真鴨と合鴨(真鴨とアヒルの交配種)であって、正式には【カナール・シャランデ】と呼ばれるシャラン鴨は前者に分類されます。
・・・・・・と堅苦しく始めましたけれど、簡単に言えばシャランという土地で育った美味しい鴨です。
特徴としては、牛肉の如く赤みを帯びた肉と濃い旨味でしょうか。
そして、【コンフィ】とは低温の油でじっくりと火を通す調理法を指します。
上の画像が前回の【シャラン鴨のコンフィ】です。
富山県産の林檎と薩摩芋を合わせたサラダとストラッキーノチーズを添えて御提供させて頂きました。
そして今回の【シャラン鴨のコンフィ】を御覧下さい。
コンフィですので、低温の油でじっくりと調理している点に関しては同様なのですけれど、ソースと付け合わせが違います。
先ず付け合わせですけれど、今回は林檎でも薩摩芋でもなくて、富山県産の桃です。
シチリアのブラッドオレンジの果汁でマリネした桃を取り出し、軽く塩コショウをしてフライパンでソテーしています。
ソースは其の桃をマリネしていたブラッドオレンジの果汁に酢漬けのマスタードとマルサラワインを加えて、煮詰めました。
ブラッドオレンジの酸味とマルサラワインの芳醇な香りとコク、マスタードのプチッとした食感が絶妙に合わさった夏にふさわしいソース。
ソースを絡め、尚且つ桃と一緒に是非とも味わってみて下さい。
皆様の御来店をスタッフ一同御待ち申し上げておりますよ。