焼きおでんとTボーン。
新年明けまして御芽出度う御座います、と申し上げるには少々時間が経過し過ぎた感がありますね。
とはいえ、本年最初の料理紹介であるのですから、記さない訳でもいかないでしょう。
まあ、誰の徳でもない議論を展開した処で其れは仕方のない事ですので、早々に本題に移行させて頂きましょうか。
今回紹介させて頂く料理は2皿、いずれもメインディッシュからの御紹介です。
一皿目は【ボリート】。
北イタリアはピエモンテ地方の郷土料理で直訳すると【茹でたもの】という意味です。
其の名の通り色々な食材を茹でた料理で、しばしば日本のおでんに例えられます。
塊肉と野菜を一緒にじっくりと煮込んで、グリーンソースを付けて食べるのが一般的で、LA BETTOLA da Ochiai Toyamaでも過去に何度か御提供させて頂いた訳ですけれど、今回のボリートは少しばかり異なります。
何と焼いているのです。
何を言っているのか解らないかと想いますけれど、書いている私自身も何か解りません。
ありのままに説明したならば、一度ボリートを作った後に、具材を取り出し、ソテーして、スープと分けて提供しています。
まあ、見て頂くのが一番ですね。
此方です。
御解り頂けたでしょうか?
因みに具材も厳選しております。
氷見和牛のスネ肉、牛タン、イタリア産のサラミ、フランス産の雛鳥、県産の金時人参や玉葱、プチヴェールやブロッコリーニといった具合です。
2種類のパセリと松の実、ニンニクやピクルスで作った特製のグリーンソースやカラブリア原産のンドゥイヤを御好みで付けてどうぞ。
勿論、スープが絶品である事は記すまでもありません。
一風変わったボリート、LA BETTOLA da Ochiai Toyamaでしか食べる事が出来ませんので、是非とも御試し下さい。
次に紹介する一皿は、一転して解り易いですよ。
【Tボーンステーキ】です。
他に記す事があるとするならば、其れが仔牛のTボーンであって、マルサラワインを効かせたレモンバターソースで御召し上がり頂くという事位でしょうか。
圧巻のヴォリュームという事もあり、2人前1皿での御提供とはなりますけれど、きっと満足して頂けると想います。
雪こそ降らないものの、寒さは確実に増していて、外出も億劫になりがちですけれど、其れを踏まえてなお、来て良かったと満足して頂ける料理を御用意しております。
皆様の御来店をスタッフ一同心待ちにしておりますよ。